エアソフトガンと実銃
エアソフトガンの多くは、世界で作られる実銃を元にモーターやガスを使ってBB弾を撃つことが出来るオモチャです。
日本は銃社会ではありませんが、趣味やスポーツとして射撃・狩猟等の威力の高い空気銃もあります。もちろん、そう言った威力の高い銃に関しては免許や資格が必要となります。
サバゲで使用するエアソフトガンも実銃を模したオモチャだとしても【銃砲刀剣類所持等取締法】の規制があることをまず忘れてはいけません。
世界的にはオモチャのエアガンを「エアソフトガン」と言います。 日本は一般的に「エアガン」と言っていますが、世界的に見るとエアガンは上記した射撃・狩猟を目的とした威力の高い銃を指すようです。
銃刀法とエアソフトガン
エアガンは、空気の力でBB弾などのたまを発射する装置。
本物のけん銃やライフルは、火薬の力で弾を発射させるものです。
形こそ、本物に似せて作っていますが、その構造や強度には大きな違いがあり、決してエアガンで殺人を行うような弾速の弾を飛ばす事は出来ません。
ただ、例えばバットでヒトを殴れば怪我をしますし、バスケやサッカーと言った球技でも直接当たれば怪我もします。
エアガンの扱い方も、間違った使い方をすればヒトを傷つける武器になる事を忘れてはいけません。
エアガンのはじまり
町の駄菓子屋さんでも売られていた【懐かしき銀玉鉄砲】
その歴史は1970年代までさかのぼり、当時は【ツヅミ弾】と言う和楽器の【鼓(つづみ)】に似た形の弾を発射さえるものになり発射機構もバネによるものから、空気を圧縮するものに変わり、1980年代には、エアコッキング式のライフルタイプなどが発売されるようになります。
80年代後半には、空気を圧縮させる機構として、【ガスガン】が普及し、フルオートによるBB弾の発射が可能になります。
1990年には東京マルイ社による、初の電動エアガンが発売されます。フランス陸軍にも採用されているFA-MASが初めての電動エアガンです。
90年代は、各社ともに色々な機構を搭載したブローバックするハンドガンや、様々な実銃に模したエアガンが発売され、それと共にサバイバルゲームと言うジャンルが確立されていったと言って間違いないでしょう。
電動エアガンの登場
90年に発売されたマルイの電動エアガンは、当時としては画期的なエアガンでした。 それまでは、エアタンクを背中に背負ってゲームをするのが主体で、装備も、サバイバルゲーム用やレプリカ品の流通も少なかった時代です。
電動ガンはラジコンなどで使われるバッテリーを使って稼働します。またモーターの力を歯車を使って空気を圧縮するため構造が複雑でメンテナンスが必要不可欠です。ただガスガンに比べ、天候(気温)に左右されず遊べる手軽さが人気です。
注意すべき点は【バッテリーの管理】
電動ですからバッテリーによっても銃の性能が左右されますし、車のバッテリー同様、放置してしまうと放電しバッテリーが使い物にならなくなるなど管理が重要です。
またハンドガン等の小さなサイズだと、構造が複雑でバッテリーを収納したりする事も難しくハンドガンの多くは今現在もガスをソースとした物が主流となっています。 ただ近年では東京マルイから電動ハンドガンが発売されています。
ガスガンのメリット
電動エアガンは、モーターのちからを使ってピンストンを動かし空気を圧縮してBB弾を発射します。ガスガンの場合は、すでに圧縮された空気やガスを使ってBB弾を発射させる仕組みの違いがあります。
もちろんガスガンもメンテナンスが必要ですが、構造がシンプルであることと、カスタムすることで外部ソースなどを使うこともでき、安定した力強いパワーを持続できるため、実銃を模したギミック(ブローバック)が楽しめるのが最大のメリットです。
しかし、銃本体に充填するタイプのガスだと、寒い時期などはガスが気化せず液体のままになってしまい満足に撃つことが出来ないというデメリットもあります。
※フィールドやチームによっては、自己管理において法律から逸脱したパワー出力を持たせる事も出来る事から、外部ソースのガスガンの使用を禁止している場合もあります。